前からやってみたかった梅雨のイサキ釣り
沼津の手漕ぎボートでイサキはよく釣れるターゲットなので、遊漁船に乗る機会があまりなかったのですが、やはりボートよりも釣れているようで行ってきました。
梅雨のイサキ釣りは新徳丸に決定
関東でイサキ釣りなら三浦半島か南房総になりますが、釣行日が日曜日だったこともあり南房総はちょっと・・・
アベレージサイズがいい南房総も気になりますが、早めの帰宅を考えて三浦半島となりました。
三浦半島にイサキ船で出ている船宿は結構ありますが、今回は新徳丸に決定
新徳丸がおすすめな理由
三浦半島のイサキが釣れるポイントは剣崎沖の吉野瀬という瀬です。
イサキが付いているのはこの吉野瀬は非常に狭いポイントで、かなり船が密集しての釣りになります。
「松輪について」より
まさにイサキ船団という密集具合で、後から来た船が集団の内部に入るのは難しく、吉野瀬への到着時間が釣果に繋がります。
そのため、吉野瀬に最も近い松輪港は我先に出船したい船たちでごった返し、人数が揃ったら5時くらいには出船してしまいます。
新徳丸も同じような考えですが、松輪港からは少しだけ離れた岸壁から出船しており、しかも岸壁は貸し切りです。急かされるようなこともなく、アットホームな雰囲気で出船できました。
また、新徳丸は正直大人気の船宿という訳でなく、休日でも船が空いています。
実際、日曜日の釣行でしたが釣り人は5人でした。
港から少し離れているところから出船すること、出船場所(駐車場)に水場やトイレがないこと、船宿が少し離れていることなどが不人気の理由ではないかと思いますが、混雑した船釣りだとお祭りばかりになってしまうので、自分はメリットの方が大きいと感じました。
新徳丸で梅雨イサキ釣行記
ここからは実際に新徳丸でのイサキ釣行記です。
アットホームな出船の新徳丸
5時半出船となっているものの、人数が揃ったら早めに出るからと言われ集合時間は4時半を指定されました。
三浦半島の先端なので結構な距離ですが、深夜であれば渋滞も無く、八王子からは2時間かからず到着
4時15分くらいでしたが、すでに先客もいて、胴の部分に釣り座を確保
釣り座は、船宿の前にあるボードで番号札をひっくり返して確保するスタイルです。
船宿ではこの日の船長が煙草を吸いながらお出迎え。
タバコの煙が苦手な自分は、あまりいい気はしませんが、この程度は船宿のホスピタリティでは通常営業でしょう。
港の場所もザックリと教えてもらえますが、不安な人はHPで確認して行きましょう。
港の出船場所はかなりサビれた突堤ですが、車を停めるのが怖い怖い
バックミラーには海しか映っていない状況で、アクセルを踏み間違えたら海にドボンですから・・・
まぁ、車から降りてみるとそれなりの広さなんですが、こんな場所に駐車した経験ないので結構怖いです。
イサキのポイント吉野瀬は意外と遠い
イサキが付いている吉野瀬はこの松輪港が最寄りなんですが、思っていたよりも時間がかかります。
と言っても20分くらいですかね。
潮が早く波が立ちやすい地形なので結構荒れやすいので酔いやすい人は注意
一投目からイサキのダブルヒット
ポイントに着くと既に早朝から始めていたであろうイサキ船団が
すでに20隻は来ています。
脇に並んで、「はいどうぞ」の掛け声とともに、指示された水深15m前後をしゃくってみます。
するとすぐに竿が引き込まれます。
おおっ
グイッグイッと真下に引き込むような引きは想像よりも強く、かなり楽しめます。
それもそのはず、いきなり上がってきたのはイサキの2点掛け
20cmちょいのサイズですが、一投目からダブルヒットは幸先良いですね。
その後も入れ食い状況でいきなり10匹のツ抜け
目標は20だったのですが、これなら楽にクリアできそう
ちなみに、最初は4mの長めのハリスに付けエサでやっていました。
だって、ハリスが長い方が魚の警戒心が薄れそうだし、付けエサの方が疑似エサよりも絶対に食いが良いと思ったので・・・
沼津でもいつもそのスタイルですしね。
ただ、潮が早く風も強いのでハリスが長いとトラブルが多かったです。
すぐにこんがらがって手前祭り、3mのウィリー仕掛けに交換したのですが、むしろウィリーの方が食いが良かったような気がします。
手返しも良いですしね。
仕掛けは断然細ハリスの短めウィリーがオススメ
途中、仕掛けがダメになるたびに付けエサ(オキアミ)とウィリーを交互に使ってみたのですが、圧倒的にウィリーをオススメします。
しかも短めで細目のハリスがおすすめ
長いと風にあおられてすぐにぐちゃぐちゃになるし、ソーダガツオなどの外道にもやられます。
この日も付けエサ組はソーダガツオに結構やられていました。
ウィリーのでも外道が来るときはありますが、確率は全然少ないですし、トラブルも起きにくいし、手返しもよいのでいいことづくめです。
当然、釣れます。
ただ、日によっては魚の好みも違うので、付けエサ用の空針も持って行った方がいいかもしれません。
そうそう、カラー針でも釣れましたよ。
この日はピンクが人気でした。
新徳丸では船上で仕掛けの購入もでき空針とウィリー仕掛けを選ぶこともできますが、どちらも700円なので買って行った方が安いです。
仕掛けは高いですが、新徳丸はイサキ釣りでは珍しくコマセの使用に制限がありません。
30匹オーバーで大満足の釣行に
風が強くなり11時くらいに早上がり(通常は12時半)だったのですが、釣果は35匹
トップは倍の70匹でスソでも20匹だったのでまずますの釣果だったのではないでしょうか。
途中、船中でまったく釣れない時間もありましたが、おそらくポイントから外れたのだと思います。
イサキ船団の端っこだったのでイサキの群れに乗っていなかったのでしょう。
群れの上に入れればほぼ入れ食い状況だったので、いかに群れが入っている時に釣るかがポイントになりそうです。
まとめ
初めてのイサキ船で、新徳丸も初めてでしたが、とても楽しい釣行になりました。
イサキは引きも良く、数釣れて食べておいしい魚でまた行きたいと思える釣りでしたね。
新徳丸も独特ののんびりした感じがありましたが、釣り船にありがちな殺伐とした雰囲気が苦手なので、また利用しようと思いました。
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