八王子湯殿川で深夜のガサガサ
スジエビとミナミヌマエビを捕まえる
八王子を流れる浅川の支流である湯殿川で以前ドジョウを捕獲したのですが、その時に川エビがたくさんいました。
八王子市内の小さな小川に天然のドジョウと川エビを採りに行ってみたら
今回は、その川エビを捕まえて食べてみました。
食べたときの記事はこちら
八王子湯殿川でスジエビとミナミヌマエビを捕まえてから揚げで食べてみた
湯殿川で深夜のガサガサ 大量の川エビゲット
前回のドジョウ採りと同じく、夜に行きました。
川エビは夜行性で、夜に川に行くと容易に発見できるからです。
夜のガサガサにおすすめの道具
川沿いの草むらを網でガサガサやっていろいろな水生生物を捕まえる、通称ガサガサ
夜にやる場合は以下のものを持っていきましょう。
【夜のガサガサの道具】
- 骨の強い網
- 捕まえた生き物を入れる容器
- タオル
- 長靴かサンダル
- ライト(ヘッドライトがおすすめ)
- 虫よけ
夜の河川敷は見通しが悪く危険です。マムシなどの危険生物もいる可能性があるので、あまり生い茂っている場所は危険です。事件に巻き込まれる可能性もあります。
なるべく開けた場所で、昼間に何度か行ったことがある場所がいいでしょう。
ライトを点けてやると思いますが、ライトに物凄い大量の虫が寄ってくるので虫よけは必須
私は、夜に水に入りたくなかったので、普通のスニーカーで、網で届く範囲でしか行いませんでした。捕まえたエビを入れるのはペットボトルで、川の水を汲んでエビを入れておきました。
夜の湯殿川にはスジエビとミナミヌマエビがいた
湯殿川上流は大きな川では無いので、川には入らず岸から網で採れる範囲を探りました。
ガサガサもやりましたが、すでに子供たちにやられているのかあまり採れなかった印象
それよりも、水中を泳いでいるエビを網で捕まえる方が楽です。
見えているので楽しいですしね。
川エビは夜行性なので、川に近づいて探すと大小様々なエビが泳いでいたり、川底を歩いています。
目が光るので比較的簡単に見つけられますが、ライトで照らすと逃げたりします。
網をうまく近づけて採りましょう。
エビは後ろへダッシュするため、後ろから誘い込んだり、上から覆いかぶせるようにすると捕まえやすかったです。色々試してみましょう。
大体、2時間くらいで20匹以上捕まえました。
ポイントを移動したりしたので、ちょっと時間がかかりました。
それから抱卵している個体はすべて逃がしてあげました。お腹を見て、膨らんでいたりよく見るとプチプチと卵があるやつは逃がしてあげましょう。
夜の湯殿川には他にもドジョウはもちろん、小魚やサワガニもたくさんいました。
スジエビ、ミナミヌマエビの見分け方
採っている時はあまり意識しませんでしたが、よく見てみるとエビは何種類かいるようでした。
スジエビ
淡水で繁殖し、育つ小さなエビ
ヌマエビなどに比べると若干大きく最大4,5cmくらいになるそうです。
体に線があり他のエビと簡単に区別ができます。側面に逆ハの字の模様があるので見分けやすいです。今回捕まえられたやつの8割がスジエビでした。
ヤマトヌマエビ
大人の個体は河川にいますが、子供の時は海の近くで過ごします。なので、海に近い場所で採れたものはヤマトヌマエビの可能性がありますが、湯殿川は河口から遠く、堤防も多いのでおそらくヤマトヌマエビでは無いと考えています。
身体の横に点々があるのが特徴で、捕まえた個体にはこれも見られませんでした。
メスは大きく5cmになるものも
ミナミヌマエビ
こちらは、ヤマトヌマエビと違い淡水のみで繁殖します。
海に繋がらない場所では大体こいつです。
小型で3cm以下にしか成長しません。
今回捕まえたエビのうち、2割くらいはミナミヌマエビなんだと思います。
その他、ミゾレヌマエビやヌカエビというのも居て、正直よくわかりません。
多摩川などでも釣れる手長エビはさすがに判別できますが、小さいエビは見分けが難しいですね。
スジエビ、ミナミヌマエビの利用法
私の場合は食べるために捕まえましたが、この川エビは結構いろいろな利用法があります。
川エビを食べる
手長エビが食用では有名ですが、滋賀県の琵琶湖ではスジエビが郷土料理になっており、きれいな水の川エビは十分食べられます。
から揚げや素揚げでパリパリおつまみやかき揚げにしてもおすすめです。
ただし、淡水にいるので寄生虫の心配があります。必ず火を通してから食べるようにしましょう。
魚釣りの餌として利用する
スジエビは別名シラサエビとも言われており、魚釣りでよく利用されます。
スジエビには子供の時に海へ行く個体と完全に淡水で成長する個体がいて、多少の海水にも耐性があり、海釣りの生き餌としても活用されます。
非常に食いが良く、良く釣れる餌として活きたまま釣具屋さんで販売されたり、ネット通販でも釣り餌として売られています。
アクアリウムなどの観賞用として利用する
透明感があるスジエビはきれいで見ていてとても愛着が湧きます。
脚を動かしてツマツマと何かを食べる様子は可愛いです。
スジエビは肉食性で他の魚との共生は難しいですが、種類によっては共生に成功している事例も多く、水槽で飼育している人も多いです。
ヌマエビは肉食では無く、他の魚との共生も簡単で、苔や汚れを食べてくれるのでアクアリウムではこちらの方が重宝されているようです。しかし、臆病な性格で、すぐに隠れてしまうので、エビの観賞が目的ならスジエビ、水槽の掃除役としてならヌマエビがおすすめです。
まとめ
湯殿川は水がきれいで、アユの目撃情報もあるとか。
スジエビやヌマエビは汚染に強く、汚い河川にもよくいるエビですが、しっかりと泥抜きをすれば食べられるそうで、水のきれいな湯殿川ならなおさら美味しく食べられると思い、捕まえにいきました。
水がきれいで浅い湯殿川では、川底を歩くエビが良く観察できて見ているだけでも普通に楽しいです。近くに小川がある人は夜に行ってみてエビを見つけてみるのも面白いかも。
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