ストリーム型エリアトラウト完全攻略「北浅川恩方ます釣場」
前回に引き続き八王子の北浅川恩方ます釣場に行ってきました。
前回は5時間のうちに一人で8匹釣り上げ、エリアトラウト三回目にして初釣果を上げることができました。
そしてなんと今回は実釣時間3時間で持ち帰り上限の10匹を達成
秋と言う魚が釣りやすいシーズンでもありますが、短期間に同じ釣り場に4回も通い、コツをつかんできた感じがします。
「エリアトラウト難しいよ」って方のためにも今回掴んだコツみたいなものをまとめ、攻略法を紹介します。
ストリーム型エリアトラウトの攻略方法
北浅川恩方ます釣場は北浅川の自然の河川を利用したストリーム型の管理釣り場です。
管理釣り場には人工の池で釣りを楽しむ「ポンド型」と自然の河川を一部せき止めて釣りを楽しむ「ストリーム型」があり、北浅川恩方ます釣場はストリーム型
同じ八王子市内の浅川国際マス釣場はポンド型です。
市内でどちらも楽しめるのはいいですね。
攻略法が全然違うので、どちらも通ってみるのも面白いかも。
また、一か所でどちらも楽しめるような管理釣り場もありますよ。
初心者なら重めのスプーンがベスト
ネットの情報ではエリアトラウトでは超軽量のマイクロスプーンを使うべし、みたいなことが書かれています。しかし、これはポンド型の話
ザ釣り堀といった池になっているポンド型の管理釣り場では水の流れは緩やかです。
そのため小さくて軽いルアーやスプーンが効果的ですが、ストリーム型では真逆
自然の河川を利用したストリーム型ではネイティブの渓流釣りと同じで軽量スプーンでは流れに負けて釣りになりません。
私も最初は0.8gや1.2gのスプーンを準備していきましたが、これが大失敗
流れに負けて沈まない上、少しリールを巻いただけで水上に浮上してしまいます。
これでは魚は釣れませんし、実際に2回もボウズを食らいました・・・
失敗を活かし、1.8gや2.3gの重めのスプーンを使用したところ、しっかりと釣ることができました。
スプーン以外のルアーも使えないことは無いが・・・
スプーン以外のクランクベイトやフェザージグなどの毛バリルアーも効果的ではありますが、これらはポンド型の管理釣り場で完全にスレ切ってしまった魚用のもので、だいたいがゆっくりと巻き誘います。
重さも軽いことが多く、ストリーム型のエリアトラウトでは使いづらいです。
実際に、こちらの鱒ノ小枝で釣れたこともありますが、スプーンよりは圧倒的に難しく感じました。
スプーンは派手な色と地味な色を最低2種類ずつ
スプーンはアタリカラーがその日により違います。
基本的に活性が高い場合は金や銀などの派手な色、活性が低い時は茶やオリーブなどの地味な色が基本です。
3時間で10匹釣り上げた日は地味な色に反応が良く、8匹をオリーブや茶で釣りました。
残りの2匹は金です。
5時間で8匹釣り上げた日は金のスプーンで6匹、銀で2匹です。
魚の気分や天候、水温など様々な要因で当たりカラーが変わるのがトラウトの面白いところ
また、一度魚に見切られた場合は色を変えていく必要もあります。
ロストの可能性もあるので、派手な色と地味な色、最低2種類ずつは用意しましょう。
ラインはナイロン3lb(0.8号)が定番
ライン選びも難しいエリアトラウト
こだわり始めるときりが無く、ネットの情報も色々な意見があります。
私の場合はネットの情報を基にエステルラインというトラウト専用のもので、2lbの極細を最初は使っていました。エステルラインはエリアトラウトと相性が良く、細い方が繊細なトラウトにも見切られにくいと思ったからです。
しかしこれも失敗
一度伸びると戻らず、耐久性が落ちるエステルラインは小まめにラインを交換する必要があります。
これを怠った結果、1回の釣行でスプーンやルアーを4つもロスト
結構お金がかかるエリアトラウトではかなりの痛手です。
また、ラインが細すぎたためかバッククラッシュも頻繁に発生しストレスマッハでした。
エステルラインは飛距離も出て感度も高いため、ポンド型の釣り場では活躍するでしょう。
軽いルアーを他人よりも少しでも飛ばせれば、池の中央にいる擦れてない魚に届きますし、感度が良ければ小さなアタリも逃さずに釣り上げることができます。
しかりストリーム型では河川の川幅はそこまで広くないです。
しかも、重めのスプーンを使うため普通にやってれば川の対岸まで届きます。
川の流れがあるため、感度は濁ってしまいますし、スプーンも早めに巻くためアタリはしっかりとでることが多いです。
なので、ナイロンラインで十分
大きめのニジマスでも安心の3ポンド(3lb=0.8号)を使ったところ、トラブルもロストも無く釣りを楽しむことができました。
3ポンドか、大きめのトラウトが放流されているところなら4ポンドで大丈夫だと思います。
トラウフィッシングではドラグも緩めで行いますしね。
狙うポイントは主に3か所
タックルが決まったところで後は狙うポイント
これは、自然の渓流釣りが参考になります。
渓流釣りでは瀬や滝つぼなど様々な地形がありますが、ストリーム型の釣り場では主に3つのポイントが狙い目
それぞれの攻略法を見て行きましょう。
流れのある「瀬」
まず初心者に最もおすすめしたいのが流れのある「瀬」のポイント
水がきれいで泳いでいる魚に目が行きがちなトラウトフィッシングですが、見えている魚はなかなか釣れないのが釣りというもの
魚がいるか目視では確認できないくらいの流れがあるポイントを狙いましょう。
このポイントのメリットは流れが強いため、スプーンを魚に見切られにくいこと
流れにスプーンが巻き込まれて、魚の喰いを自然と誘えます。
流れで浮き上がらないように、重めのスプーンでしっかりと竿先を水面近くまで下げてリールを巻くようにするのがポイントです。
深さのある「トロ場」
次にオススメしたのが水深のある「トロ場」
ストリーム型の釣り場ではエリアごとに段差で区切られていることが多いですが、その段差の手前が最も深いことが多いです。
そこがトロ場
深さがあると同時に、流れはもっとも緩く、きれいな水の中を魚が悠々と泳ぐ様子が目視で確認できます。
そのため、初心者はここを中心に狙ってしまうことが多いですが、魚が見えるということは、魚からもこっちが見えている訳で、警戒心は強いです。
しかも、水流も緩やかなのでルアーを偽物だと見切られやすいため、難易度は高め
恩方ます釣場では、大きな岩など障害物が置いてあるので、その付近を狙うといいでしょう。
狙い方としては、対岸までスプーンを投げて、少し巻いて水深がある場所の手前で一度底まで沈めます。それから巻くことで水深があるポイントでもしっかりと魚がいる棚を狙えます。
底から表層まで斜めにスプーンを流す縦の釣りと言われる釣法も有効です。
段差の下の落ち込み
最後に紹介するのが段差の下の最も水流が激しい「落ち込み」
水深もあまり深くは無い上に、ゴツゴツした大きな岩が多く、目視での魚影確認は難しいです。
そのため、ここを狙っている人は少ないです。
ですが、結構魚が隠れています。
実際に私もここで何匹か釣っています。
水流が激しいため、スプーンを通すだけで偽物と見破られにくく、喰いつきはいいです。
もともと、水流が強く酸素も多いため活性の高い魚が居ついている場所と言われています。
上手く狙うのは難しいですが、他の場所で釣れなくなったら一度試してみる価値はあるでしょう。
まとめ
スレた魚が多く、釣れないと言われるエリアトラウト
ですが、ポンド型と違いストリーム型であれば河川の流れや地形の変化も多く、適切なタックルで望めばポンド型よりも釣果が得られやすいと思います。
ぜひ、一度重めのスプーンを用意して挑戦してみてください。
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