新兵器のコスパ最強本格魚群探知機「ガーミンストライカー4」をモバイルバッテリーで使う方法

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新兵器のコスパ最強本格魚群探知機「ガーミンストライカー4」をモバイルバッテリーで使う方法

実は、新しい魚探を買ってしまいました。
やはり、魚マークではなく、しっかりと魚影として反応を見たかったので・・・

ボート釣り用にLUCKYLAKERの格安ポータブル魚群探知機を買ってみた 使い方レビュー

しかし、魚探は高いですよね。
当然予算は無いので、なるべく安いやつ

探してみました。

手漕ぎボートで使う魚探

手漕ぎボートで使う魚探として、候補はこちらのふたつに絞りました。

候補① ホンデックス  PS-610C 5型ポータブル魚探

おそらく、日本の釣り人における魚探のシェアNO.1のホンデックスの魚探です。

価格は37,000円程度と、10万円が相場の魚探業界では安い方でしょう。もちろん振動子もセット

メリットは何といっても電池で動く点

魚探のために重たいバッテリーをボートに持ち込むのは大変です。
しかも、防水対策もしないといけないですし、正直接続方法も怪しいくらいの知識・・・

そんなわずらわしさも無く、本体に電池を入れるだけで動くのは単純明快

複雑な知識も不要ですし、配線も無いので狭い手漕ぎボートでも快適

水深も80m程度までは行けるので、自分の手漕ぎボートでの行動圏内ならOK

良さそうです。

候補② ガーミン ストライカー4

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スマートウォッチなどで有名なガーミン社の魚探

ストライカーシリーズは結構人気で、ストライカー4は入門機になります。

特徴は何といってもその価格

税込み15,000円はしっかりとした魚探では破格でしょう。

しかも、GPS機能付きでポイント登録が可能です。
沿岸部の地図を入れることはできないので白地図にポイントだけプロットしていくことになりますが、ボートで釣れた場所を登録しておくだけで、再びポイントに入る手助けになります。

もちろんこちらも振動子付き

77KHZと200KHZを同時に射出することができるので、ボートの真下を的確に探知しながら、広めの範囲をざっくりとサーチすることができます。

これだけ聞くとこっちの方が良さそうですが、難点が2つ

1つ目は日本語に非対応なこと
英語表示しかできません。

2つ目は電源

ホンデックスの魚探のように電池には非対応で12Vの電源が必要です。

ガーミン ストライカー4を購入

上気のメリット・デメリットを踏まえ考えに考え抜いたところガーミン・ストライカー4を購入しました。

英語表記はそれほどデメリットにはなりませんし、電源の問題はモバイルバッテリーを接続してDIYで対応できそうだったからです。

ガーミンストライカー4をモバイルバッテリーで使えるようにする

ここからは購入したガーミンストライカー4を使用できるようにする手順です。

ガーミンストライカー4の初期セット 振動子付き


箱は意外とおっきいです。
隣のは文庫本

中身は色々入っています。

振動子や電源ケーブルはもちろん、振動子を固定するための固定器具やビス
それから、本体を立てるためのスタンドも入っています。

ガーミンストライカー4は単体だと立たない上に、後ろには配線を接続するため直置きも難しいです。
そのため、スタンドを使うんですが、スタンドを固定しないと頭でっかちですぐに倒れます。

このスタンドを魚探収納ケースにビスで固定している人もいますが、自分は釣り用の重りをスタンドに括り付けてバランスを取りながら使っています。

モバイルバッテリーと接続するために必要なもの

ガーミンストライカー4をモバイルバッテリーで使うために必要なものです。

モバイルバッテリー本体

12Vに昇圧して使うので、容量は10000mAh以上の物にしましょう。
自分はこちらはを使っていますが、2000円代と言う格安でありながら20,000mAhという大容量です。

何度か実釣しましたが、9時間ボート上で使用しても半分程度しか減りませんでした。

大きさもそれほど大きくないのでオススメです。

昇圧ケーブル

モバイルバッテリーは出力は5Vしかでません。
そのため、12V必要なガーミンストライカー4を動かすためには昇圧する必要があります。

電圧が対応しているものならどんな昇圧ケーブルでもいいですが、あまりにも安いものなどは熱で故障してしまうことなどが多いようです。

私が購入したものはちょっと高いですが、ここまでの夏の釣行でも使用していますが、故障はしていません。

ギボシ端子

昇圧ケーブルとガーミンストライカー4のバッテリーケーブルを接続する必要があります。

直接半田ごてで接着してもいいですが、半田ごてなんて持ってない人が多いと思うので、ギボシ端子がおすすめです。

こんなやつです。
私はダイソーで購入しました。

電工ペンチ

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ギボシ端子を装着(圧着)するのに必要です。
こちらも、私はダイソーで購入しましたが100円ではありません。

そして、ダイソーのものは若干使いづらかったです。

 ガーミンストライカー4をモバイルバッテリーと接続する

道具が揃ったらもいよいよDIY開始です。

昇圧ケーブルの加工

まずは昇圧ケーブルのDC端子(USB端子じゃない方)を切断しましょう。

そして、電工ペンチを使ってケーブルの外側の被覆(黒いゴムのカバーとその中のケーブルの細いカバー)を剝きましょう。

中からはプラスとマイナスの2本の銅線が出てくるはずです。

ダイソーの電工ペンチには簡単な使い方が書いてあるので参考にしましょう。

ケーブルを剥いたらギボシ端子を圧着していきます。

ギボシ端子の接続

昇圧ケーブルの被覆カバーを剥いて、出てきた銅線にギボシ端子を圧着していきます。


ダイソーのギボシ端子
裏に説明書きがあります。

銅線部分をどれくらい出しておくかなど、説明書きに合わせてやりましょう。


上の左側がメス、右側がオス
下の透明のがカバー

端子を工具で圧着する前にカバーを通すのを忘れないように。

どちらがオスでもメスでも問題ないですが、昇圧ケーブル側をオスにしました。

昇圧ケーブル側が出来たら、今度はガーミンストライカー4のケーブルにもギボシ端子を圧着していきます。

初めから赤と黒のケーブルが出ているので、長さを調整してから圧着するだけ。
水色と茶色のケーブルもありますが、こちらは使いません。

こんな感じになります。

プラスとマイナスを間違えないように、赤同士、黒同士でギボシ端子をつなげていきます。

オスの端子をメスの端子に入れるんですが、結構固いです。

ギボシ端子の詳しい接続方法はこちらのDIYのブログなどを参考にしてください。

完成

完成しました。

モバイルバッテリーの電源を入れて、魚探の電源を入れると、魚探が立ち上がりました。

ガーミンストライカー4 初期設定

海で使う前に初期設定をしておきましょう。

まずは言語
日本語は無いので英語を選択


システムユニットを選択

Metricというのを選びましょう。
メートル法ということです。


お次はタイムゾーン


もちろん東京です。


こちらのDaylight Saving Timeはサマータイムの設定

他は初期設定で問題ありません。

他に用意するもの

これで、とりあえずは使えますが、実際にはもう少し色々と必要です。

まずは振動子をボートに固定するための道具が必要です。

考えられるのは主に4パターン

  1. ボートに固定する(船底やスクリュー)
  2. 水を入れた袋に振動子を入れてボート内に置く
  3. クランプなどでボートに固定して水中に入れる
  4. 浮きを付けて浮かべる

1のボートに固定が一番理想ですが、レンタルの手漕ぎボートでは難しいです。
スクリューは無いですし・・・

いれば接着剤を使い、毎回船底に固定している人もいるようです。

2の水袋ですが、私が借りているボートは船底が2重になっていて反応しませんでした。
使えるボートなら水を入れた袋やバケツをボートの隅に置いておくだけで使えます。

ただし、ノイズが入ったり、感度は悪くなってしまいます。

3のクランプなどで固定するのは、実際に私がやっている手法です。

まずは振動子をこういったL型のバーの先っちょに取り付けます。

そして、 このバーをクランプでボートの縁に固定します。

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これで、振動子を常に改定に向けて水中で固定できます。
ただし、ボートを漕ぐと水圧で外れてしまうことが多く、スピードを出して移動する際は一度振動子を引き上げておかないといけません。

移動中は魚探を使わずに、ポイント付近まで行ったら振動子を固定して、ゆっくりと移動しながらポイント決めを行う感じで使っています。

それなら問題無く使えますが、やはり移動中も水中の様子が知りたいですね。

あと、錆びにはあまり強くないです。

4つ目はフロートタイプですね。

木版やビート版などに振動子を固定するタイプです。

ボート釣りをしていると、結構このフロートタイプで振動子を固定している人を見かけます。
難点があるとすれば波が強いと振動子が揺れるので感度が悪くなる点でしょうか。

振動子の固定方法が決まったらあと少しです。

実際にボート上でモバイルバッテリーを保管しておく方法を決めましょう。
防水対策が必要です。

私の場合はダイソーで適当な蓋つきの籠を購入して入れています。
取っ手部分として両サイドに持ち手の穴が開いているので、この穴からケーブル類を出して魚探と繋いでいます。

穴には水が入らないように上から厚紙のカバーを付けています。

魚探の持ち運び時には籠に魚探本体やクランプも仕舞えるので便利です。

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こんなプラカゴでもいいと思います。
蓋の下あたりの水が入りにくい場所にケーブルだけ通せるように切り込みを入れるといいでしょう。

籠のサイズはモバイルバッテリーに昇圧ケーブルを取り付けて、ケーブルが折れ曲がって断線しないようなサイズにしましょう。

それから、夏場はバッテリーの温度が上がります。

私は、クーラーボックスに小さな保冷剤を何個か忍ばせて置き、定期的に保冷剤をバッテリーボックス内に入れることで対処しています。

いずれにしても熱対策は必要ですね。

まとめ

ここまで準備できたら後はいよいよ海で使用するだけです。

ガーミンストライカー4は高性能で格安な魚探なので、狙っている人も多いと思いますが、バッテリー接続がネックになっている人が多いと思います。

モバイルバッテリーで稼働できると、重いバッテリーも不要ですし、ボート上での防水対策も簡単です。

気になる方はぜひモバイルバッテリーに接続する案でガーミンストライカーを買ってみるといいでしょう。魚探としての性能は保証しますよ。

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