八王子市民なら誰もが知っている浅川
八王子市民の憩いの場にもなっている浅川ですが、実はアユが釣れるそうです。
八王子の鮎の状況について小まめに情報提供してくれる八王子浅川フィッシングクラブのHP
これは、八王子アングラーとしては行ってみないと、ということで、八王子市内を流れる浅川で鮎釣りに挑戦してきました。
浅川で鮎釣りに挑戦
まずは、鮎釣り自体が初めてなので、必死に勉強して道具を揃えます。
サビキ釣りと流し毛バリに挑戦
鮎釣りと言えば友釣りが有名ですね。
縄張り意識の強い鮎の特性を活かして、オトリのアユを使ってする釣りですが、まずオトリの鮎が必要になるのでハードルが高いです。
浅川の場合、名前の通り浅いポイントも多く、移動しながらの釣りになることも想定され、オトリ鮎を持ち運ぶのも面倒くさそう
と、言うことで、今回はサビキ&流し毛バリに挑戦してみました。
鮎のサビキ釣り
鮎のサビキ釣りは、餌釣りと言われるやつで、螺旋というバネのような物にコマセを詰めて、それを川に沈めて釣るものです。
コマセを販売しているマルキューさんのHPにわかりやすく書いてあるので、そちらを参考にしてください。
小さなコマセカゴを使った、川のコマセ釣りみたいなイメージですね。
マルキューさんの鮎乱舞というコマセは、名前からしてすごそうです。
準備はしていったのですが、結果的に鮎のサビキ釣りはやりませんでした。
鮎の流し毛バリ
鮎を毛バリで釣る方法は何種類かあるみたいですが、浅川の様に川底が浅い川では流し毛バリが有効なようです。
こちらは名前の通り、毛バリが何個か連なった長い仕掛けを、川の流れに乗せて流すものです。
簡単そうでしょ。
実際に、結構簡単でした。(釣れるとは言っていない)
浅川の漁業規則
浅川は多摩川の支流で、多摩川漁業協同組合が管理しています。
勝手に釣りをしてはいけない川で、遊漁権が必要なんですね。
この辺が川釣りの面倒なところです。
浅川の遊漁規定
浅川の遊漁規定は内水面遊漁規則(内共第5号漁区)により定められています。
ただし、より本格的な渓流となる上流部は恩方漁業協同組合が別の規定を定めています。
内水面遊漁規則(内共第5号漁区)で定められているのは、八王子市長沼橋々台下流端より
上流浅川本流及びその支流(南横川横川橋、川口川新清水橋より上流を除く)です。
分かりにくいですね。
画像でまとめてみました。
浅川を登っていくと、八王子駅を通り過ぎたあたりで北側に川口川に分岐します。
この川口川の新清水橋より上流は遊漁規定がないので、自由に釣りができます。
同様に、市役所を過ぎたあたりで3本に分岐しますが、このうちの南側、南浅川の横川橋より上流も自由に釣りができます。
ただし、南浅川は高尾駅付近では昭和天皇武蔵野陵の脇を通り、高尾山付近では多くの観光客がいます。
釣りができる場所は限られそうです。
また、遊漁規定がないということは、放流も無く、基本的に釣れない、ということです。
浅川の放流について北浅川恩方ます釣場より
遊漁権の購入
遊漁権は、魚種により料金が異なっているのと、1日券と年券があります。
ただし、年券であってもいつでもフリーパスという訳ではなく、禁漁期間などもあるので、注意が必要です。
鮎が釣りたいのであれば、全魚種対象の券が必要になるので、年券だと4,500円、1日券だと1,000円になります。
迷いに迷った挙句、釣れるかわからないので、とりあえず1日券を購入
購入は上州屋やキャスティングなどの市内の釣具店や一部の商店、コンビニなどで購入できるそうです。
遊漁規則についても、釣具店で聞くのが一番わかりやすいかもしれません。
遊漁規則では使える釣り道具や釣りの方法も規定されているので、細かく確認しておきましょう。
浅川で鮎釣りに挑戦
準備ができたところで、いよいよ実釣
増水で流れが速く魚影無し
初めに向かったポイントは、キャスティングスタッフから教えてもらった八王子駅北口、暁橋の下です。
数日前まで雨続きだったので、浅川にしては流れが速く水深も深そうです。
轍を通って橋の下へ
橋の下は意外と涼しく、真夏でも日差しを避けられるのがいいですね。
河川敷でレジャーシートやイスを出して寛ぐ人も多く、これぞ八王子の休日って感じでした。
流し毛バリを流してみますが、全く反応無し
4.5mの延べ竿を使っていたのですが、川幅が想像以上に広いので、もう少し長い竿でも良かったかも。
川を移動しながらの釣りは気持ちいい
浅川はとにかく水が綺麗で、ポイント移動も川に入っての移動が苦じゃありません。
ウェーダーなどは無いので、あまり深い場所には行けませんが、足首くらいまで水に浸かると気持ちいい季節ですね。
とにかく水が綺麗だが魚は見当たらない
そして、綺麗だからこそ魚が全く見えません。
意外と鯉が多い
浅川大橋の下では子供たちが泳いでいましたが、結構流れが強くて見ている方が心配に
そして、同ポイントにはコイが大量でした。
夕方までやったのですが、釣れたのは流れのまどろんでいるポイントで外道が二匹
何て魚でしょうか? クチボソ?
川魚は特定が難しいです。
日が傾いてからはオイカワらしき魚がぴょんぴょん川を跳ねていましたが、流し毛バリでは釣ることはできず。
鮎の魚影は見ることができないまま、無念の納竿になりました。
この日のハイライトは野生のキジ・蛇・テンを見れたことでしょうか・・・
川に入って静かに釣りをしていると野生動物がたくさん見れます。
まとめ
初めての鮎釣りでしたが、他の鮎釣り師もフレンドリーで、綺麗な川に入っての釣りも予想以上に楽しかったです。
なにより近所で出来るので、移動時間と交通費がほとんどかからないのが良いですね。
釣れなかったのは残念ですが、また挑戦してもいいかなと思いました。
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