秋の行楽シーズン
山やキャンプに行く人も多い時期ですが、なんといっても釣りがハイシーズン
回遊していた青物が大きくなり、カワハギやアマダイなどの冬の釣りものも釣りやすい時期
夏程暑く無くて釣り人も快適ですしね。
そんな釣りハイシーズンに伊東にある川奈観光ボートさんで手漕ぎボート釣りをしてきました。
当ブログでも何度か紹介していますが、行くのは何気に初めてです。
初心者にも安心の川奈観光ボート
川奈観光ボートは、手漕ぎボートホリックの間では有名な船宿です。
ホームページなどで情報が少ない手漕ぎボート界ですが、川奈観光ボートはホームページやブログでの情報発信がしっかりしています。
それもそのはず、店主は元ボート釣り好きで、川奈観光ボートの前店主が引退する際にお店を引き継いだんだそうです。
アクセス、近隣釣具屋
まずは、川奈観光ボートのアクセスですが、東伊豆の熱海から南下し、伊東の温泉街も越えて、更に南下したところに川奈観光ボートはあります。
川奈はダイビングスポットとしても有名で、ウミガメが見れるポイントとして有名ですね。
ボートが出艇するいるか浜では、以前シュノーケリングを楽しんだことがあります。
伊豆らしい、綺麗な海ですよ。
川奈には釣具屋は大浜商店の一軒しか無く、しかも朝8時半開店です。
エサや仕掛けは6時開店の伊東の稲七釣具か、宇佐美の山哲釣具店、小田原の釣侍や小田原マリンターミナルなどで仕入れてくるといいでしょう。
基本情報
船宿ですが実店舗がありません。
建物はありますが、トイレと水場の使用しかできず、中に入ることはできないので、お金の支払いなどはすべて駐車場で行う事になります。
エサや仕掛けの販売も当然ありません。
駐車場は古いネットの情報だと色々な場所が出ていますが、店舗のすぐ脇になります。
出船は6時から、帰港は15時まで
川奈港のスロープから1艇ずつ出船します。
ばっりちのポイントマップ
こちらは川奈観光ボートの店主が作成したポイントマップ
かなり詳しく書いてあり、見ているだけで夢が膨らみますね。
ホームページには山立ての写真も公開されています。
初心者にも安心の徹底した安全配慮
ボート釣り好きの店主だけあって、安全配慮もばっちりです。
川奈が初めての方には最初に30分程度の講習があり、川奈湾の特性や港の出入りの注意点などを説明してくれます。
お昼前には、だいたい船外機付きのボートで店主が書くボートを回りチェックしてくれます。
釣れない場合はもちろん釣りの相談もOK
バケツはもちろん、魚探やパラシュートアンカーもレンタル可能
ボート釣り好きの店主だけあって、ボート釣りのかゆいところに手が届く配慮がされています。
バケツやタモといった一般的なレンタル品はボートにセット
さらに、パラシュートアンカーや魚探(今はレンタル不可かも?)などのレンタルもあり、ボート釣りをとことん楽しむことができます。
手漕ぎボートで一番の苦痛であるアンカーの上げ下ろしも、ボートに滑車が取り付けられていて、かなり楽にできます。
アンカー自体もマッシュルームアンカーで上げ下げが基本的にスムーズ
これは楽ちんですね。
風にもよりますが、アンカーは大体水深40mくらいまでは対応可能とのこと
秋の川奈観光ボートで五目釣り達成
ここからは実際の釣行記です。
目指したポイントは日蓮上人像前の根
沼津と同じくマダイを基本的に狙うため、根の周りを狙いました。
西浦湾に比べるとポイントまではやや遠く、10分以上はボートを漕いでいたかも・・・
基本的に赤丸のポイントが川奈のポイントで、私たちも含めほぼ全員がこのあたりを狙っていました。
図ではアンカリング不可と書いてありますが、これは以前に遊漁船とトラブルになった経緯からだそうで、実際にはみんなアンカーを降ろしてやっています。
漁業関係者から退くように指示があったら、急いでアンカーを上げて移動しましょう。
赤丸のポイントは縦横100mくらいの幅があるので、魚探が無くてもみんなのボートの間に入れば、結構いいポイントに入れると思います。
青丸のポイントにも根があるんですが、ここは漁船の航路の近くのため、あまり狙わないとのこと
ファーストフィッシュはカワハギ
やはり秋は魚の活性が高く、外道がどんどん釣れます。
フグ
ベラ?
魚探の反応も上々、魚が湧いています。
午前中は風も波も無くべた凪だったため、アンカーを降ろさなかったのですが、ボートはほとんど流れるこも無かったです。
ゆらゆらと流し釣りをしながらやっていると、上がってきたのは良型のカワハギ
川奈での最初のお土産魚はカワハギとなりました。
川奈の根はカワハギの魚影が濃く、専用で狙う人も多いくらい
五目釣りでもだいたい1、2匹は釣れているようですよ。
青物祭りでカイワリが釣れる
魚探を見ながらアンカーを降ろし、コマセを巻くと青物祭り
と言っても、釣れてくるのはサバばかり
サバサバサバ・・・
ですが、たまにサバ以外の青物も回ってきます。
まず釣れてきたのはイナダ
秋の伊豆では定番の魚ですね。
そしてカワハギのようなシャープで強い引きを見せたのはカイワリ
初めて釣れた高級魚に興奮です。
小さいのに引きが強いんですね。
カイワリはその後にもう一匹追加、伊東の手漕ぎボートでは釣れなかったので、嬉しいです。
青物祭り最後は、マダイのような強い引きを見せてくれたショゴ
こちらも何気に初の魚です。
しっかりと目の部分に上から見ると「八」の字になるようなラインが入っていますね。
イナダはブリの子どもで、ショゴはカンパチの子どもです。
本命のマダイは釣れずとも・・・
ロングハリスで真鯛を狙っていたのですが、青物が多く苦戦
コマセを撒く量を減らしたり、棚を上げたり下げたりをしていたのですが、潮目が変わったタイミングで、青物とは違う引きが
沼津で慣れ親しんだ引きに上がってきたのは40cm近くありそうな大物イサキ
沼津では棚を上げると大型イサキが釣れてきますが、川奈では底付近で大型が釣れました。
その後もイサキは追加、外道でホウボウもゲット
コマセに寄ってきていたんですね。
サバの泳がせに大物が
見回りに来たボート屋の店主にサバが多いと言うと、泳がせを勧められました。
30cmオーバーの大きなサバですが、それでも何か食ってくるときはあるとのこと
しっかりと準備してきた泳がせ仕掛けにサバを付けて投入
底付近はウツボだらけと聞いていたのですが、とりあえずやってみようと思い、底から6,7m付近にサバを泳がせます。
すると、すぐにアタリが・・・
ググググッとサバを食べて引き込むアタリに、時間をおいてから思いっきり合わせるとフッキング
30cmのサバを食べる魚ってどんな大物なのかと期待しながら上げてくるも、ドラグがどんどん出て上がらない・・・
これは楽しい
ただ、期待していたブリなどの青物とは違うもったりした引き
ヒラメを期待しつつ上がってきたのは・・・
はい、ウツボ
その後も、棚取りのために泳がせを底に落とした瞬間にかかったりと、底付近は本当にウツボだらけのようです。
ブリやサワラなどの大型青物を狙う場合は、水面から5~10mくらいがいいかも
五目釣り達成
最後に、サバを3匹程お持ち帰りにキープして無事納竿
午後まで海も風も荒れることなく、絶好のボート釣り日和でした。
子ども釣れも何組かいたのですが、これなら安心して楽しめますね。
カワハギ、イナダ、カイワリ、イサキ、ホウボウ、ショゴ、サバとお持ち帰りでなんと七目釣り達成
頭付の状態で写真撮影もばっちり、カラフルですね。
すべてお刺身にし、サバはしめ鯖と炙りしめ鯖、イサキも炙りにして食べました。
写真の量でもまだ半分以下です。
ショゴとカイワリは初めて食べましたが、どちらも美味しかったです。
とくにショゴは小さいながらも脂が乗っていて、イナダよりも美味しい気がしました。
まとめ
中々、行く機会が無かった川奈観光ボートに初めて行ってきましたが、かなり楽しい釣りになりました。
沼津に比べると風の影響を受けやすいポイントですが、ボート釣り好きなら一度は行ってもらいたいですね。
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