平塚庄三郎丸で初の中深場釣りでメダイ・キンメダイGETのライト深場

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平塚庄三郎丸で初の中深場釣りでメダイ・キンメダイGETのライト深場

関東地方の釣り人には大人気の船宿

平塚の庄三郎丸

以前、仕立てでもお世話になったりと、手漕ぎボート釣りがメインの私にとっては馴染みのある船宿です。

2月にはお隣の庄次郎丸さんでアマダイ釣りにも行きました。

相模湾で好調のライトアマダイ釣りで大物出現、1月の庄治郎丸釣行記

二月連続での平塚釣行です。

春の相模湾ライト深場(中深場)

以前は水深100m以上は深場や深海と言われていましたが、現在はタックルの進化により水深100mや200mはお手軽な釣りになってきています。

春の相模湾は濁りが入ってきて、濁りと一緒に深海にいるキンメダイやアカムツ、クロムツ、クロシビカマス(スミヤキ)などの、深場にいる魚が水深200m前後まで浮上してくるそうです。

平塚付近の遊漁船では、春の一時期限定で、こいつらを釣りものにしたプランが出てきます。

各船によって狙う棚は微妙に違うものの、水深は400m以下でやるので、アマダイで使った電動リールが使えることから挑戦してきました。

庄三郎丸の中深場(メダイ五目船)の特徴

庄三郎丸では、この中深場を狙うのはメダイ五目船となります。

メダイも引きが強く、美味しい魚ですが、キンメダイの方が釣り人受けがいいのか、最近はキンメダイ・メダイ五目とキンメダイが追加されて表示されていることが多いです。

お隣庄次郎丸や付近の船宿では胴付き仕掛けを使って水深400m未満を狙っていますが、庄三郎丸では胴付き仕掛けじゃなくてビシカゴを使って、吹き流し仕掛けを使います。

ビシカゴにはオキアミを入れて、コマセを撒きながら、付けエサとしてサバの切り身を使用するのが一般的

ビシカゴの重さは120号です。
庄次郎丸が150号ですので、若干軽いですね。

水深も、庄三郎丸は300m未満と周辺の船宿に比べると浅いので、比較的ライトなタックルでもできる釣りになっています。

自分の持っている竿やリールと相談して、庄次郎丸だとギリギリになってしまいそうだったので、庄三郎丸さんに決めました。

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ちなみに使っているのはこちらのシマノプレミオ3000という電動リールです。

釣れる魚

メインとなるのはメダイですが、五目の名の通り色々な魚が釣れます。

ちなみに、庄次郎丸では根魚五目となっていて、やはり色々な魚が釣れるようです。
基本的には釣れるのは同じ魚

水深100m以深で狙えるのはメダイ

黒いボディに大きなまん丸のお目目は深いところにいる魚ってt感じです。
大きいものだと1mにもなり、引きもかなり強いです。

釣りあげて空気に触れると身体からネバネバした液体を出すので、嫌いな釣り人もいます。

が、味も美味しく引きが強いことからメインターゲットになります。

水深200m前後まで行くとみんな大好き高級魚のキンメダイが狙えます。

相模湾で釣れるのは伊豆方面のものに比べると小さい印象
運が良ければ多点掛けも可能です。

同じポイントではクロムツシロムツも良く出ます。

こちらも高級魚

大きな口でサバの切り身に食いつく様はまさに根魚って感じですね。

もう一匹よく釣れるのがクロシビカマス
通称スミヤキ

炭で焼いたような黒く煤けた身体
カマスのように細長く、鋭いキバがあります。

このキバで仕掛けを切ってしまうので、中深場釣りでは大敵です。
スミヤキが多い時はタチウオ用のサーベルフックなどを使うといいでしょう。

庄三郎丸のメダイ五目 体験記

ここからは実際に行ってみた実釣記になります。

お祭り防止に場所取りが重要

中深場の釣りは水深が深いことからお祭りが非常に多いです。

潮の流れ次第ではお祭りばかりで釣りにならないなんてことも

ある程度は仕方ありませんが、対策として釣り座は角を取りたいところ。

コマセを撒く釣りなので、トモが有利かもしれませんが、この辺は風向きや潮の流れで変わるので、よくわかりません。
とりあえず、お祭り防止にはミヨシでもトモでも角を取れればいいでしょう。

ミヨシ側の一番先頭はジギング専用になっているんですが、ジギングとのお祭りはあまりないので、気にせず一番先頭でもOKです。

私も角を取るべくかなり早起きして、4時35分くらいにはお店に着きました。
(船宿は4時30分オープン)

しかし、すでにこの人の多さ

キンメダイが釣れるのはこの一時期だけということで、平日にも関わらずかなりの人です。

釣り座を確保する台帳を見ると、なんとメダイ五目船だけで4隻も出るそう。
しかも、4隻ともトモ座は埋まっている人気っぷり

ただ、ミヨシ側は開いていたので、ジギンガーの後ろのミヨシを確保できました。

その後は、仮眠したり準備をしたりして、6時くらいになったら軽トラで港まで移動します。

初心者がたくさんいるから安心

船に荷物を載せ、準備をしていると港の一角で釣り方のレクチャーが始まりました。

水深も深いため、初心者が多くレクチャーが行われるようです。

内容はだいたいこんな感じ

  • 落とすときはサミングしながら落とす(お祭り防止)
  • 魚が釣れたら即全力巻き上げ(お祭り防止)
  • 投入はなるべく全員一緒に(お祭り防止)
  • 誘いや合わせは大きくしないと深場なので動きがでない
  • お祭りはお互い様、ほどけなさそうなら仕掛けはすぐに切って付け替える
  • コマセが無くなってもあたりが無ければ投入したままでよい(上げ下げに時間がかかるため)

半分以上がお祭り関係です。

最後に、「お祭りを防ぐことはできないので、あきらめてください。」という何とも悲しいアナウンスと、おそらく4隻出した弊害でしょう、「本日は中乗りがいないのでお祭りは自分たちでなるべく対処してください」、という辛いメッセージが

とにかくお祭りが起きるみたいですね。

最初は浅場(水深100m)で練習

出船してすぐに、初めて人も多いということで、まずは浅場で練習します、と船長からアナウンスが入りました。

浅場(水深100m)って・・・

ただ、このポイントもメダイのポイントになっているらしく、昨日も3,4匹上がっているとのこと。

ポイントに着くまでに仕掛け類をしっかりと準備し、合図を待ちます。

ちなみに、ビシカゴと天秤は船上で無料で貸してくれます。
ただし、ロストすると2500円です。

船長からやってみて、の合図があり仕掛けを投入

浅場のため、棚は底から取るみたいで、底から10mから20mの指示棚

投入後ほどなく反対側で誰かが釣ったようです。

コマセを撒きながらしゃくっていると、ズンと重くなった感触

根掛かりしたような重さを感じますが、その後もビクビクと引く魚のあたりが

早速来ました

レクチャーされた通り電動リール全開で巻き上げます。

挙げる途中もかなり引くようで、竿がぐいぐい曲がります。
が、ここで、フワっと竿が軽くなり嫌な予感・・・

はい、バレました・・・

電動リール全開なんで、仕方ないとは言え大物の感触だっただけに残念

そのすぐ後に、隣でやっていた同行の釣り人にヒット

上がってきたのは良型のメダイ
きっと、さっき掛かったのはこいつなのだろうと思うと残念です。

その後、若干ポイントを変えながら水深100m前後を流していきます。

すると、さっきと同じ水深12mくらいの棚でヒット

レクチャーを守らずに電動リールのパワーを9割くらいに抑えて巻いてみます。

すると上がってきたのは・・・

メダイ

さっきよりは小ぶりですが、30cmはありますね。
メダイは初めてですが、引きが強く面白いです。

そして、釣り上げた直後から始まるネバネバ地獄

事前に聞いていたので、タワシを持参していたため、すぐに締めてタワシでゴシゴシ

時間を置いて3回くらいゴシゴシと擦るとネバネバも大分少なくなりました。
船上でネバネバを処理するときは船を汚さないように注意しましょう。

ちなみに、このネバネバは空気に触れると出るようで、締めた後にスカリに入れて海中に入れておくとネバネバが出てこないそうですよ。

いよいよ水深200m超の深海へ

ある程度魚が見れたところでいよいよ水深200mを越えるポイントへ移動

潮の流れが複雑じゃないようなので、ここでも底から棚を取るようです。
やはり、底から10mから20mが狙い棚のようで、狙っていきます。

ただ、落ちていくのがすごく遅い

下まで落ちるまで10分以上かかってるんじゃないでしょうか・・・
もちろん、上げるのにも時間がかかります。

そのため、餌が外れないように付けたり、仕掛けが絡まにように投入して、無駄な仕掛けの揚げ降ろしを少なくするのが大切です。

深場に来ると、魚種も変わって、メダイはあまり上がらなくなりますが、代わりにクロムツが船内でよく上がっています。

キンメダイは潮が澄んでいる日だったようで、かなり厳しいと言われた通り、お昼の時点では誰も釣れてなかった感じ。

私はと言えば、深場でも大型メダイを追加し、幸先良好でしたが、その後はシロムツがポツリと上がっただけで、魚が遠のきました。
メダイは40cmオーバーで大物だったんですけどね~

周りではクロムツが釣れていましたが、私の仕掛けにはかからず・・・

今思えば、自作したムツ針の吹き流し仕掛けは軽すぎて根魚のクロムツには相性が悪かったのかもしれません。
途中でガンダマを打ったりして、少し沈むようにすると違ったかも。

そして、13時くらいに船長からアナウンス
「昨日もこのへんでキンメが上がってたから頑張って」

とのこと。

本日の目標でもあるキンメを釣るべく誘いを入れていると・・・

ビビッ・・・

わずかなあたりの反応が

小魚につつかれただけかなって感じでしたが、その後も弱弱しい反応があったので上げてみると・・・

やりました、キンメダイ

小さいですが、相模湾の水深300m以下でも釣れるんですね。

急いで回収し、キンメの群れを狙いましたが、その後はぱったりとあたりが遠のき終了となりました。

ライト深場は楽しい

初めての深場でしたが、300m以下の中深場はかなり楽しめました。

外道を含め、色々な魚が釣れますし、メダイもキンメダイもちゃんと釣り上げることができました。
ただ、この日は潮が澄んでいて、キンメダイやスミヤキの魚影は薄かった様子。

お祭りにしても、ミヨシを確保できたおかげか1回だけしかしませんでしたし、それも船長がすぐにほどいてくれました。


先頭はジギンガー専用
ジギングでもクロムツ、キンメダイを釣っていた強者

真ん中でやっていた人たちは一人3、4回はお祭りしていたみたいで、釣り座の選択が大事な釣りかなと思いました。早起き頑張りましょう。

深場の魚は美味しい

キンメダイに代表される中深場の魚はどれも美味しいです。

調理でも楽しめるのもいいですね。
メダイのヌルヌルも船で処理を頑張ったため、家ではそこまで大変じゃなかったです。


メダイは食べるところがたくさん
ブリに似た身をしています。


メダイ料理でおすすめとされるメダイのしゃぶしゃぶ
湯通しすることで脂が引き締まり美味しかったですよ。

刺身、カルパッチョ、炙り刺身、潮汁でもいただきました。
これだけ作ってもまだ半分余っています。


キンメダイはやはりこれですよね。煮つけ

まとめ

初めての中深場でしたが、300mまでなら比較的軽いタックルでできる釣りなので、始めやすいんじゃないでしょうか。

釣れる魚も美味しい魚ばかりですし、メダイは引きも面白いです。

お祭りは辛いですが、ある程度はあきらめも肝心の釣りなのかと・・・

気になる方はぜひ一度行ってみることをおすすめします。

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