冬の釣りものにはみなさん悩むことだと思いますが、やっぱり冬に釣ってみたい魚はヒラメではないでしょうか?
前回、千葉県の外房飯岡で初挑戦ながらも竿頭となったヒラメが楽しかったので、再び外房へ行ってきました。
そして、なんとハナダイとヒラメのリレー船という豪華釣りもの
前回のヒラメ初挑戦で竿頭になった記事はこちら
素泊まり可能な片貝港新亀丸
予約したのは片貝港の第二新亀丸
前回ヒラメで使用した長五郎丸でもよかったのですが、ハナダイよりもテンヤ真鯛によく出船しているようで、今回はパス
いつかテンヤも挑戦してみたいと思いますが、数釣りにひかれてハナダイに
外房なら素泊まりがおすすめ
首都圏から距離がある外房の船宿は九十九里浜などの海水浴場が近いこともあり素泊まり施設がある船宿も多いです。
第二新亀丸さんも、素泊まり施設があり、1グループのみ1人2,000円で利用可能ということで利用させてもらいました。
前日の夕方から利用可能で、グループで貸し切りなのであまり気を遣わずに済みますし、朝のんびりできます。
と言っても、この辺の船は4時半集合5時出船とかなので、それでも早起きですが・・・
普通に朝向かうとすると、夜中の1時や2時に出発しないといけなくなるので、素泊まり施設があるのはいいですね。
新亀丸素泊まり施設の様子
新亀丸さんの素泊まり施設は畳の大部屋です。
船宿なのですが、日中は台湾食坊というレストランを営んでいるようで、そこの大広間に布団を敷いてくれます。
6人くらいまで泊まれると言っていましたが、せいぜい4人くらいがゆったり使えるいいところって感じでした。
シャワーブースもトイレ(ウォシュレット付)も洗面台もあり、タオルや歯ブラシセット、お茶まで用意してくれていました。
夜は、シャワーは使いませんでしたが、シャンプーやボディソープもあり、十分そうですね。
ちなみに、下船後にシャワーだけ使いたいと言ったところ、快くOKしてくださり、さっぱりして帰ることができたのでありがたいですね。
日帰り温泉などが近くにないので、非常に助かります。
もちろん、エアコンもありましたし、布団は敷いておいてくれるなど、思った以上に快適でした。
新亀丸ならハナダイ&ヒラメのリレーが可能
新亀丸さんにしたのは、素泊まり可能以外にも理由があります。
それはハナダイとヒラメのリレーが可能なこと
午前ハナダイ、午後ヒラメなどのリレー船をやっているところはありますが、午前中だけでハナダイとヒラメを両方やらせてくれるのは珍しいです。
片貝沖は人工漁礁で鉄骨が沈めてあるらしく、そこにヒラメとハナダイが居ついていて、同じポイントだそうです。
なので、自分のタイミングで好きな時にハナダイとヒラメを切り替えてOKとのこと
自分もハナダイ⇒ヒラメ⇒ハナダイと好きな時に好きな釣りをさせてもらいました。
通常は12,000円ですが、リレー船にすると餌代が架かるので+1,000円ですが、外房の名物釣りものを同時に楽しめるなら安いものですね。
胃腸炎で発熱するも竿頭となったハナダイ&ヒラメリレー船
素泊まり施設がある船宿(台湾食坊)から乗船場所の港までは5分くらい
朝は多少のんびりできますが、朝起きた時からお腹がゆるゆるで嫌な予感
船の上でもよおしたら嫌だな、とか考えて、脱水にならないように水分は大目に取って出発しましたが、まさかあんなことになるとは・・・
急な寒波到来で前日とは大違いの低活性
ポイントまで1時間
外房のポイントはだいたいが港から1時間くらいとちょっと遠いです。
客室で横になっていたのですが、どうもちょっとダルい・・・
到着後、エサを付け、コマセを入れ、しゃくってしゃくってしゃくりまくる
しかし、船中でまったく当たりなし
ハナダイってこんなに釣れないの?
最近の釣果はどの船も20~50と、トップの名人はともかく、スソでも10枚以上は釣る大量でした。
ですが、この日は全然釣れない
船長も「おかしいなぁ、昨日はここで入れ食いだったんだけどなぁ」「これだけ反応濃いなら食ってきそうだけどな」などとボヤキが増えます
前日は12月とは思えない20度越えの暖かい気温だったのに、釣行日は10度程度の冬日
寒暖差も激しく、魚の活性も低くなってしまったのでしょうか?
そんな中、シャクッた瞬間に確かな重みと反応が
ビビビッという魚の引きに合わせ、ゆっくりと巻き上げるとピンクの魚体が
やった、ハナダイだ
と思ったとたん水面でのばらし
4.5mの長めのハリスの仕掛けだったため、引き抜きに手間取ってしまい痛恨のバラシ
とはいえ、魚は居る
ここからあきらめずにしゃくり続け、ポイントを転々としながらも3枚、4枚とタイを追加していきます。
中には40cm近い大物も
船中の他の客は全然つれない様子で、自分の誘いがたまたま当たったのかな?
ですが、8時くらいになりいよいよ熱っぽい感じに加えて関節痛が
そして吐き気も
船酔いはめったにしないので、これは異常事態
でも、せっかく船に乗ったからには釣りがしたい・・・釣りキチですね。
ハナダイの活性が上がらないので途中でイワシの泳がせでヒラメを狙いつつ、なんとか釣りをする感じに
生け簀には一人10匹分のイワシを用意してくれています。
休み休みながらも、ヒラメも1枚釣り上げ釣果は上々
熱があるからか喉が渇き、飲み物も底をつきいよいよやばい感じに
「波が荒れてきたから1時間くらい早上がりするよ」との船長の言葉をこの日ほどありがたがったことはありません。
熱にうなされながらも竿頭に
最終釣果はハナダイ8枚とヒラメ1
同乗者は完全坊主やハナダイ1のみなどの貧果だったことを見ると、この日はかなり低活性だった様子
ベテランさんもハナダイ3枚にヒラメ1枚で、「昨日はハナダイ25枚は釣れたんだけどな」と苦言を呈していました。
反対側の舷も釣果は最低だったようで、船長もかなり悩んでいましたよ。
そしてなんと自分が竿頭に
うれしいですが、とにかく熱で苦しい・・・
細菌性胃腸炎で釣り
船から降りるとおかみさんに「顔が真っ青だけど大丈夫?」と心配されます。
それもそのはず、帰路についてすぐに病院へ直行したんですが、「細菌性胃腸炎」いわゆる食中毒だったことが判明
帰りの高速道路でも大量に吐き、運転も変わってもらい意識がもうろうとする危険な状態
やたら喉が渇いたのも、水分を吸収できず脱水状態だったのと、体内の炎症に水分を使っていたためだったのでしょう。
抗生剤をもらい2,3日寝ていたら無事に回復しましたが、船上での発熱はきついですね。
船釣りの時は体調管理は大事だと思いました。
後、酔い止めと一緒に胃腸薬も持って行った方がいいですね・・・
まとめ
花鯛と平目という豪華リレーとなった千葉県外房遠征ですが、体調不良のため満足楽しめませんでした。
ただ、吐き気や発熱のピークが船上で来なくてよかったというのが唯一の救い
釣りになった前半のうちに少しでも数を稼げて、低活性ながらも竿頭になれたのは良かったです。
一応、お正月用のタイは確保できたので、お腹の調子が良くなったらおいしくいただきたいと思います。
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