9月半ば、まだ暑い日が続きますが、東京湾のテンヤ太刀魚釣りに行ってきました。
もともとは関西や九州で人気の釣り方で、東京湾では天秤仕掛けが主流でしたが、ドラゴンクラスがバンバン釣れるということで、近年関東でも人気ですね。
ちなみに、大阪ではタチウオテンヤ、東京ではテンヤタチウオって言う場合が多いみたいですよ。
教至丸でテンヤタチウオ
向かったのは横須賀走水の教至丸
「のりゆきまる」って読むようですね。
現在は天秤はお休みでテンヤタチウオのみの受付のようです。
横須賀は京急大津の手漕ぎボートで何度も言っていますが、走水も乗合船に乗るのも初めてです。
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走水港と教至丸について
走水港は高速道路の馬堀海岸ICや京急本線の馬堀海岸駅からも近く、きれいな港でした。
駐車場がゲート式で、車の出し入れができないのが面倒ですが、その分港内を整備しやすいんでしょうね。
釣船に乗れば一日500円で駐車券をもらえます。
帰りに必要になるので、無くさないようにしましょう。
漁港にはコンテナ形式の船宿の店舗が並んでおり、簡単に目的の船宿を探せます。
トイレも比較的キレイで、清潔感があったのもいいです。
蛇口も何カ所かにあり、帰りにタックルやクーラーを洗って帰ることが可能です。
教至丸は駐車場の入り口側に店舗があり、車から近いのがいいですね。
ライフジャケット、ロッドキーパーは無料で借りることができます。
店内には前日のアタリカラーが掲示されています。
イワシは毎日市場で仕入れてくるみたいで、出船間際にお店に届くので、忘れずに受け取りましょう。
教至丸の釣り座確保方法
走水の大体の船宿がそうですが、港に停泊している船の前に座席ボードがあり、先着順で番号札を取るスタイルです。
ただし、走水港は駐車場が有料ゲートなので、座席確保後に外に出るのことが難しいです。
近くにちょっと駐車できるようなスペースもないので、早く釣り座を確保する人は考えておきましょう。
初めてのテンヤタチウオでお祭り祭りは嫌だったので、朝4時に港に着きましたが、すでにミヨシの5名団体は確保されていました。
近所の人は前日に場所取りしていたりするみたいですね。
ただ、平日の朝4時なら、トモもミヨシもほとんど空いていましたよ。
場所取り確保後は車中泊で仮眠していましたが、皆さん5時過ぎくらいから港に来ているようでした。
人気の無い夜の走水港
テンヤタチウオは人気で、平日でも14名での出船でしたので、快適に釣りがしたい人は4時くらいには行くといいでしょう。
走水でテンヤタチウオ釣り
いよいよ釣り開始です。
事前にテンヤの準備を
まずは、釣り座に着いたらテンヤの準備をしましょう。
東京湾のタチウオは港から10分かからずにポイントに到着します。
のんびり準備をしている暇はないので、事前にテンヤにイワシをセットしておきましょう。
船宿の餌は冷凍イワシなので、バケツで解凍してテンヤに付けましょう。
タッパーを持参しましたが、トレーが借りれました。
教至丸は水を循環させてくれているのでありがたいですね。
イワシの付け方で釣果が変わるようなので、付け方は大事です。
前日にYouTubeで勉強していたので、それらしく取り付けます。
いざタチウオテンヤ実釣
出船して、5分くらい、港の前がすぐに最初のポイントです。
テンヤを投入し、船長の指示棚が38から48mとのことなので、48mへテンヤを投入
電動リールのカウンターを頼りに48mから軽く3回しゃくって、リールを1/3回転する、という誘いを繰り返します。
すると、隣の人がさっそくヒット、小さいですが太刀魚がさっそく上がり、船中期待が高まります。
どうやらただ巻でヒットしたようす。
私も48mから電動リールを使い、ゆっくりと一定速度で仕掛けを上げるただ巻で狙います。
タチウオは棚がとてもシビアなのと、その日の当たり誘いがあるので、釣れた人の情報はとても大事です。
船長も、釣れた人には棚などの情報を共有するように促してくれて、情報共有が始まります。
どうやら釣れた棚は43mとのこと。ここを重点的に攻めましょう。
アタリ頻発もかけられず
44mから42mを重点的に攻めると、たしかにアタリがあります。
突っつかれるようなアタリもあれば、タチウオが下からアタックして食い上げるようなフワッと軽くなるようなアタリもあります。
そのたびに合わせを入れるのですが、まったくかからず、仕掛けを上げてみるとイワシがボロボロに・・・
テンヤタチウオ、難しいです。
初のタチウオゲットはドラゴン級
その後も、周りではタチウオが上がるのに、自分はアタリがあってもかけられない状況が続きます。
猿島沖や、タチウオ船団がいるポイントなどでも同じような状況に・・・
周りの人を見て、マルイカのような小刻みにゆする誘いに変更
ゆすっては5秒ほど止めて、それを繰り返しながら棚も徐々に上げていきます。
そして、とうとうその時が
何度かアタリがあった後、ガッと引き込むような強いアタリが、反射的に合わせるとばっちりフッキング
電動リールの巻き上げをオンにして、ばらさないように慎重に巻きます。
巻き上げ途中も海中に潜りこむように引き込むタチウオ
青物とは違う引き込む引きで、結構な強さに興奮
海面まで上がってきたタチウオを、リーダーをつかみ一気に引き上げて初のタチウオゲットです。
猿島をバックにキラキラ輝く魚体が美しいです。
8:2の先調子竿に小型電動リールがおすすめ
その後も、同じような誘い方でタチウオを追加
海面でのばらしもありましたが、合計3匹ゲット
テンヤなのでサイズも良型で、どれも5本指1m以上なので満足の釣果です。
1日やってみて思ったのが、先調子の竿がいいという事
私は7:3の万能竿でやっていたのですが、アタリの後に瞬発的にタチウオをひっかけるにはちょっと柔らかくて、どちらかと言えばタチウオが本格的にバイトしてこないと厳しい感じでした。
周りを見ると8:2または9:1とかの先調子竿で、アタリの後に即フッキングを狙っているようでしたので、せめて8:2くらいの竿の方がいいのかなと感じました。
先調子の竿も欲しかったので、自分はこちらのシマノライトゲームBB82MHを購入しました。
テンヤタチウオ、マルイカ、アマダイで使える汎用性の高いおすすめ先調子竿を購入しました
リールについては、手巻きで頑張る強者もいるようですが、この日の船内にはいませんでした。
実際、イワシゆるんでがボロボロになりやすい後半戦は仕掛けの上げ下げも多いですし、手巻きでは辛そう。
テンヤも50号と思いですし、デッドスローで巻く誘いを考えても電動がおすすめかと。
ただ、自分はシマノのプレミオしかもっていないので、これで1日やりましたが、少し重くてつらかったです。
リール部分を持って扱えば、全然やれますが、繊細なアタリを取るためにも、もう少し小型がおすすめですね。この辺が他の釣りにも使えるのいいかと思います。
タチウオやアマダイまでしかやらないなら、料金も安く軽いプレイズの方がいいかも
まとめ
初のテンヤタチウオですが、近年流行りのカワハギやマルイカなど、ゲーム性の高い釣りだと思いました。アタリを取り、ひっかける、そのゲーム性が人気なんでしょう。
釣れるタチウオも天秤仕掛けより大物になりやすく、これも人気の一つかもしれません。
釣って楽しく、食べておいしい、テンヤタチウオ釣りは少し嵌りそうです。
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