初夏の平塚花水川でウナギ釣り、神奈川県産天然うなぎを狙う

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初夏の平塚花水川でウナギ釣り、神奈川県産天然うなぎを狙う

土曜の丑の日までは少しありますが、初夏のぽかぽか陽気の中、天然うなぎを求めて平塚の花水川に行ってきました。

天然うなぎの釣り方

ウナギと言うと高級魚のイメージがありますが、実は日本の河川では結構釣れます。

ウナギの生態

まずはウナギの生態について

ウナギと言うと海にいるイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はサケなどと一緒で海で育ち川を遡上する魚です。

降河回遊魚(こうかかいゆうぎょ)と言います。

WWF JAPAN「ウナギという生物の知られざる素顔と生態」

ウナギは海で産まれますが、産卵場所は様々でフィリピン沖やマリアナ海溝などともいわれています。
稚魚はとても小さく、育つと5cm程度のシラスウナギになります。

ウナギの完全養殖はまだできておらず、スーパーの養殖ウナギはこのシラスウナギを海で捕まえて育てた物です。

海である程度成長したら川を遡上し、かなり上流まで移動するそうです。

なんと生涯で2,500㎞を生息域を移動するそうですよ。

ウナギ釣りのポイント

海にも川にもいるウナギですが、海の場合は範囲が広くて狙って釣るのはかなり難しいです。
しいて言えば成長して川を遡上し始めるウナギを狙って堤防内などを狙うのが良いでしょう。

ウナギ釣りのポイントとしては海よりも遡上し始めた川の方がポイントを絞りやすいです。

多くのウナギは太平洋側から川に入ってくるので、太平洋沿岸の河川

それも、できれば東京湾奥などよりは外洋に開かれた場所の方が良いでしょう。
ハワイあたりから北上してきたウナギがどの河川に入り込みやすいか、ウナギの気持ちになって考えるといいかもしれません。

河川に入ったウナギはかなり上流まで遡上しますが、堤防などがあると登れない場合があります。
それに、数は圧倒的に河口付近が多いです。
海水と淡水が混じる汽水域ですね。

ウナギはその見た目通り、ウツボなどと同じような住処を好んでいます。
テトラポットの穴や濁った流れの淀んでいる場所などが好ポイント

橋脚やゴロタ場などもウナギの隠れ家ですが、こういった場所は根掛りも増えるので、やや離れた砂地や泥場がおすすめ

ウナギを釣るなら夜

ウナギは夜行性です。

曇りの日などは昼間でも釣れたりしますが、圧倒的に釣れるのは夜
特に数釣りをしたいなら夕マズメの日没から2時間程度までがゴールデンタイムです。

深夜などは数は意外と伸びませんが、意外な大物が釣れるのは暗く成り切ってからのことが多いですね。

穂先に付ける鈴やヘッドライトなど、夜釣りの装備で臨みましょう。

もちろん、近隣に迷惑にならないように。

ウナギ釣りの餌

エサはミミズがおすすめです。
近所の公園やドブで確保できるので安上がりですが、気持ち悪いのだけが難点

エサの付け方はイソメと同じです。

ちなみに、ウナギは雑食性なので活きエビやイソメ、ドジョウや魚の切り身でも釣れます。

ブクブクがあれば、夜の川でスジエビなどを捕まえて行ってもいいかもしれません。

八王子湯殿川で深夜のガサガサ スジエビとミナミヌマエビを捕まえる

活きたミミズを付けて、胴付き仕掛けで置き竿がウナギ釣りの基本
ロッドとリールを使わないペットボトル釣法などもあります。

平塚花水川でウナギ釣り

実際に平塚の花水川でウナギ釣りしてきました。

花水川のウナギポイント

今回選んだポイントはこちら

ばっちり花水川河口の「なでしこ公園」前のポイントです。

この付近は川の西側は深く、東側は浅いです。
この浅いポイントのやや深くなっている部分が魚の通り道になっており、ここに仕掛けを投入して放置します。

夜18時に待望のウナギゲット

河川敷は手すりがあり、手前には草が生い茂っているため、結構仕掛けが引っ掛かりロストが多いです。
お世辞にも綺麗とは言えないポイント

川の西側にはコイが大量に泳いでおり、コイが釣れないかヒヤヒヤします。

辺りが暗くなりはじめ、仕掛けを回収しようとするとグングンと引きます。
置き竿で気づきませんでしたが、かかっていたようです。

力に任せて釣り上げると・・・

これは、ウナギです。

30cmから40cmくらいでしょうか。
やや小ぶりですが、立派なウナギ

早速本命が釣れてバンザイ

目的達成ですが、小さいため捌く面倒さなどを考えリリースしました。

ウナギが釣れたら

ウナギは実は体表にがあります。
なのでウナギを触った手で目などを触ると大変です。

捌くのも難しく、目打ちなどをして捌いたりしますね。

川魚なのである程度泥抜きもしたいとか考えると、ウナギのかば焼きまでは結構ハードルがあるんです。

絶滅危惧種でもありますし、小さいウナギは労力を考えたらリリースがいいでしょう。

持って帰る場合は、ウナギ自身のヌメリで窒息しないように、ウナギの身体が半分くらい浸る程度の水を入れて生かして持って帰ることができます。
ウナギは皮膚呼吸ができるので、水は少量でOK

帰宅してから水を取り替えつつ、2,3日泥抜き

まとめ

今回は平塚の花水川でしたが、都内の荒川や多摩川河口、更に上流の調布市あたりでもウナギは良く釣れる魚です。

多摩川のかなり上流であるあきる野市付近でも釣れるという情報もあります。

今回の花水川でも上流の秦野市金目川などでも釣れることもあります。
大物狙いなら上流の方がいいので、狙ってみるのも面白いかも。

高級魚ですが、意外と身近な魚であるウナギ釣り
土用の丑の日にはぜひ、自分で釣ったウナギを食べてみませんか?

 

 

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