秋は爆釣間違いなしの沼津西浦園の手漕ぎボートで巨大シイラを釣る
10月2日、1か月以上空いてしまった沼津西浦園に行ってきました。
2連続で大津に行っていたので久しぶりでしたが、ホームの海は暖かく迎えてくれました。
波が穏やかな凪になりやすい沼津
大津にばかり行っていたので、沼津の海がことさら穏やかに感じますね。
明け方なんかはまさに湖です。
さらに、100mも沖に行けば、水深50mの世界が広がるので、まさに手漕ぎボートにはうってつけのフィールドです。
多種多様な魚が釣れまくる爆釣の秋のボート釣り
秋は毎年好釣果に恵まれることが多いので、この日も期待大で海に出ましたが、はたして・・・
沼津のきれいな海とヘリコプター
この日は土曜日ということもありボートはすべて予約されていました。
朝5時には西浦園に着いたのですが、すでに駐車場も満車に近く、自分のボート以外には1台しか余っていませんでした。
そしてボートに乗ってびっくり。
とってもきれいな澄み潮です。
10mくらい下まで見通せます。ダイビングには最適かも。
これじゃあ、釣れないかも、と思ってしまいますが、見ている分にはとてもきれいな海ですね。
定番の一つ目の生け簀の列の沖には、ボートは少なく二つ目の生け簀側に多く集まっていました。
自分はいつもの一つ目の生け簀の列の沖へ向かいます。
この日は大潮で、しかもこれから干潮に向かう時間でしたので、やや深めの場所にアンカーを降ろして釣りを開始
釣りを開始してすぐにヘリコプターが海上を周回しています。
真上を低空で飛ぶので、ヘリの風でボートが流される・・・
遭難者でも出たかと思っていましたが、訓練だったようです。
この日は終日ヘリは飛び続けていました。
定番スポットでサバからスタート 青物祭り
コマセを撒いて、最初に釣れたのはサバ
丸々とした秋サバで、とりあえずキープしておきましたが、この後もサバはコンスタントに釣れ続けました。
そして、一際強烈な引きがあり、上がってきたのはイナダ
去年より、サバもイナダもサイズがいいですね。
イナダもとりあえずキープ
船釣りだと普通のサイズですが、ボートで釣ると迫力満点ですね。
ボートに飛び込むよう釣り上げてキャッチ
その後は、ベラやスズメダイなどがたまに釣れたり、サバやソーダガツオが釣れました。
海上の広大なポイントで貴重な情報源である外道から魚探無しでも海中を予測する
べた凪ならば沖を流してみようじゃないか
風も穏やかで波も無いのでアンカーのロープもほとんどまっすぐ降りています。
ここまでべた凪なら水深が深い場所でもアンカー無しでコマセ釣りができるかも、と思いアンカーを上げて沖へ出撃
魚探を頼りに水深50m前後の場所を流したところ・・・
魚探のデビュー戦はこちら
ボート釣り用にLUCKYLAKERの格安ポータブル魚群探知機を買ってみた 使い方レビュー
上がってきたのは小さなイトヨリ
大きくなってからまた遊んでね、ということで海にお帰りいただき、付近を流し続けるも、砂地が広がり根が少ないようで魚信はありません。
沖は諦めて、ボートが集まるポイントへ
漁船では真鯛が上がったようですが
一列目の生け簀と二列目の生け簀の間の沖にボートが集まっていたので行ってみると、魚群探知機には大量のおさかなマークが。
これは期待できますが、底から表層までびっちり反応があるということは、サバか何かかな?
嬉々として仕掛けを落とすと・・・反応なし
しかし、上げてみると餌は取られている状況は続きます。
エサ取りを交わすべく棚を上げますが、どこまで上げても餌が取られる。
よーく見ていると竿先には超弱い当たりがあり餌を食べられているようです。
しかし、こいつらは釣り上げることができず、エサ取りの犯人もわかりませんでした。
もしかしたらカワハギだったのかな?
エサ取りの正体はわからないものの、魚探の反応は濃いので、とにかくコマセを撒いて、棚を上げて真鯛を狙ういつもの釣り。
いつの間にやら遊漁船も近くに来ており、一帯がにぎやかになっています。
しゃべりまくる船長さんのようで、釣り船からは笑い声が絶えません。
そんな時、釣り船から歓声が
どうやら真鯛が釣れたようです。
やはり、真鯛がいるということで、がぜんやる気が出ます。
遊泳している謎の巨大魚が・・・
マダイはかからずに、サバやソーダカツオくらいしか釣れません。
すると、ゆらゆらと泳ぎながらボートに近づいてくる魚影がありました。
かなりの大きさ
ヒレを広げてゆったりと泳ぐ様子はサメにも見えますが、背びれが水面に出てはいません。
海面を泳ぐ魚ではシイラやイナダが泳いでいるのは西浦園では見かけますが、シルエット的にはちょっと違う気も・・・
そして、謎の魚はボートの下をくぐり離れていきました。
謎の巨大魚の正体は1mオーバーのシイラ
その後、15分くらいたったでしょうか。
普通に釣りをしていていると、謎の巨大魚が戻ってきました。
そして、よく見ると自分の仕掛けのロングハリスがその巨大魚の方向に伸びているじゃないですか。潮の流れとは逆方向なので、まさか掛かったか?
そう思い、軽くハリスを引くと身をひるがえして巨大魚が暴れ、一目散に沖へ泳ぎだしました。
竿をつかみ、ドラグを調整します。
ジージー音を立てながらどんどん出ていくライン
すると、50mほど先でジャンプする魚体が
綺麗なイエローのシイラです。
でかい。こんなの上げられるのか?
ルアーならともかく、真鯛用の3号のハリス
ドラグと竿の弾力を使い、力をいなしながらも魚に圧力をかけて弱まるのを待ちます。
そのまま引き合ったら、一瞬でラインブレイクしそうな力です。
寄せては逃げて、寄せては逃げての繰り返し
タモに入れようとすしますが、サイズ的に納まりません。
しかも、タモ入れに失敗すると暴れて再び沖への遊泳が始まります。
何度かのファイトのあと、ようやく観念したシイラを、タモに引っ掛けるようにしてあげました。
かなりのサイズですね。
楽しかった。
シイラを釣り上げた竿はこちら なんと3000円以下
ボート釣りなら安くて短い竿が最適
これで真鯛も釣っています。
イサキのポイントは狭いが、サイズは揃う
巨大シイラをボート上で解体し、とりあえずの釣果には満足したものの、肝心の真鯛が釣れず。
イサキも釣れていると聞いていたので、せめてイサキは釣って帰り青物以外にもありつきたいです。
魚探の反応は薄いですが、いつものポイントに移動
すると、早速イサキが釣れました。
棚を上げるときちんとサイズアップ
これで、クーラーもいっぱいになったので、本日は終了
狙った魚が狙い通りに釣れると楽しいですね。
3日連続のシイラ料理
今回の狙いは真鯛、イサキ、シイラでしたが、真鯛以外の二匹はゲットできました。
しかもシイラとのファイトは自分の釣り史上、もっともエキサイティングなものとなりかなり楽しめました。
下半分だけでもこんなに大漁です。肉厚
シイラの皮には弱い毒があるので、食中毒には気をつけましょう。
それから赤味なのでヒスタミンにも
このシイラ、1/3は冷凍したのに、帰宅後3日間は食卓に出せるほどでした。
やわらかい刺身にコリコリ食感の昆布締め、シイラの定番料理であるムニエルにパン粉焼きと、美味しくいただけました。
イサキ、シイラ、イナダの刺身とシイラのムニエル
余った刺身の切れ端で造った漬けサラダ
シイラの調理法はこちら
やはり秋の沼津は面白いです。
コメント