行きつけの沼津手漕ぎボート釣り船宿、西浦園の乗船方法や予約方法をご紹介
先週は沼津にボート釣りに行ってきました。
ボート釣りは好きなので、よく行くのですがあまりメジャーな釣りではないですよね。
そんなボート釣りについて、私たちの行きつけの沼津西浦園さんの情報をまとめてみました。
沼津 西浦園とは
今回、私たちがよく行く沼津の西浦園
場所はこちらです。
アクセスは沼津インターから一時間となかなか遠いです。
住所は静岡県沼津市西浦立保111-4
手前の我入道海岸や木負にボート屋さんが複数あり、そちらのほうが情報も充実しているので、そちらに行く人の方が多いと思います。
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その分、西浦園まで足を延ばす人は少ない印象で、比較的空いている印象です。
個人的には気に入っているボート屋さんで、毎回こちらでボートを借りていますが、メリットとデメリットがあります。
西浦園でのボート釣りはおすすめ?
私は西浦園さんが大好きですが、あまり人気はありません。
沼津でボート釣りをやりたいという人の参考になればと思い、情報をまとめてみました。
西浦園さんのメリット
- どん深の海なので手漕ぎボートで水深60mまで楽しめる
- 岬の先端は潮の流れが良く魚が集まる
- ポイントがわかりやすい
- 湾内に生け簀がたくさんあり餌が豊富で魚影が濃い
- 岩礁帯があり根魚も狙える
- 放任主義
- 料金が時間貸し(1時間500円、4000円が上限)
- みかんの収穫時期(12月以降)だとみかんをくれる
すごくいい釣場みたいに見えますが、沼津ではどん深はあたりまえですし、ほかのボート屋でもポイントはたくさんあると思います。西浦園さんならではのメリットは正直少ないかも。
放任主義というのは、ある程度顔見知りになると、ボート屋の店主が出かけてしまったりもします。
さらに、営業時間も日の出から日の入りまでとアバウトで、波風が穏やかなら長時間楽しむことも可能です。
ですが、安全性については、自分自身で責任を持たなくてはならないので、初心者には厳しいかもしれません。(店主が出かけるような時は初心者には貸してくれませんが・・・)
とは言え、周りにもいろいろなボート屋のボートがいますし、釣り船なども来ます。一応、西浦園の店主も気にかけてはくれていて、なんかあると電話が来たりします。
そこまで心配することは無いですが、他のボート屋よりはハードルは高いでしょう。
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西浦園さんのデメリット
- ボートに乗るまでに乗り継ぎがある
- ボートの上げ下げが大変
- 放任主義
- 餌や仕掛けの購入ができない
- 釣果などネットの情報が少ない
- 木負に比べて波風の影響を受けやすい
西浦園さんのボートは少し沖にある筏に係留されています。
その筏に行くまでに渡し舟のようなものに乗り、ロープを手繰っていかなくてはいけません。逆に言うと、砂浜から乗るわけじゃないので、足を海に入れなくてよいというメリットはありますね。
そして、筏の上にあるボートを下ろしたり、上げたりするのは自分でやらなくてはならず、ボート屋の補助はまったくありませんので、大変です。
それから、餌や仕掛けの購入ができないです。氷は売っています。
追加でコマセなどを買いたいときは、車で15分くらいのところにあるコンビニか船宿まで行かないと購入できません。
餌や仕掛けは多めに持って行った方が良いでしょう。
釣果については電話で聞くこともできますが、その日のボート利用者からの情報だけですので、どこまであてになるかはわかりませんし、その人がどこで釣っていたのかもあまりわかりません。
一応、店主にポイントを聞くと、各魚種の基本のポイントみたいなものは教えてもらえます。
沼津エリアは全体的に湾奥なので波や風の影響は受けにくいですが、木負に比べると荒れやすいです。ボートを漕ぐことに不安がある人は木負か湖で練習してからのほうが安心かもしれません。
西浦園の乗船方法
乗船方法を簡単に説明しておきます。
ちょっと見えづらいですが、写真の右側、海上にボートが繋がっているのが沖筏です。
行くためには渡し船に乗る必要がありますが、西浦園さんの一階駐車場の奥に渡し船の乗り場があり、ハシゴのような階段を降りて渡し船に乗ります。
船にはロープが渡してあるので、それを手繰り寄せて筏まで進みます。
距離は10mくらいですが、それなりに面倒です。
筏にはボートがありますが、二人乗り以上の大きいサイズはイカダの上に乗っています。
一人乗りの小さいものは筏の横に付けられています。
筏の横に付いているものは、ロープをほどけばOKですが、水抜き穴に栓を嵌めておくことを忘れないようにしましょう。忘れると、すぐに浸水してきます。
筏の上に乗ているボートは滑り止めのタイヤの上から降ろし、ズルズルと押して海に落とします。
後は小さいボートと一緒です。オールを乗せるのを忘れないようにしましょう。
後は好きなところで釣りをするだけですが、西浦園さんのボートは基本的に生け簀への係留は不可なので、係留したい場合は店主に確認しておきましょう。
日によっては係留可能な生け簀もあります。
西浦園の帰船方法、片づけ方
片付けは出船の時の逆です。
小さいボートは最初と同じ向きで筏に係留し、ロープで3重以上に結び付けます。
筏に上がったら、水抜き穴の栓を外して完了です。
大きいボートは筏の上に乗せるのですが、まずはアンカーなどの重いものを筏に上げてしまいましょう。その後、ボートを上に、垂直に引き上げるように持ち上げると、浮力があるので比較的楽に上がります。垂直に持ち上げたら、筏の縁を固定点にして、ボートに体重を掛けるとてこの原理でボートが筏に上がります。
後は、ズルズルと引き込めば完了です。
筏に上がったら、渡し舟で戻るのですが、引き潮になると渡し舟が座礁してしまうので、渡し舟を利用し終えたら、渡し舟は沖筏の方へ送っておきます。
これで完了です。
西浦園の駐車場の入り口には流しとシャワーがあるので、それで道具などを洗うことは可能です。
それから、自動販売機の脇に空き缶用のゴミ箱が、駐車場の奥のドラム缶に可燃物のゴミ箱があるので、釣りで出たごみはある程度捨てていくことが可能です。
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西浦園の予約方法
西浦園の予約方法ですが、HPなどは当然ないので、電話予約オンリーになります。
上の名刺の電話番号に掛ければよいですが、上の番号にかけてください。
電話番号は080-3659-2480です。
沼津西浦園で釣れる魚は?
1年を通して西浦園に通い詰めている私たちが、西浦園で釣れる魚を簡単にご紹介します。
詳しい釣果情報やポイント情報はこちら
沼津西浦園に1年間通い続けたので釣果をまとめてみた 手漕ぎボート釣り情報
沼津のメインターゲットはマダイ、そしてイサキ
メインのターゲットはやはりマダイでしょう。
私も毎回狙っています。
沼津はマキコボシという変わった伝統釣法の発祥の地ですし、マダイの養殖が盛んで魚影は濃いです。
西浦園の目の前にある生け簀にもマダイがたくさんいて、中には脱走したマダイも釣れます。
マダイと同じポイントでイサキも良く釣れるので、マダイとイサキを狙う人が多いですね。
タイラバやテンヤで狙っている人もいます。
冬以外は青物、冬はカワハギとハタ
マキコボシは表層を泳ぐ外道を避けるための釣法です。
それくらい表層には魚が多いということなんです。
なので、サバやイナダと言った青物は真冬以外は非常によく釣れます。
時期によってはいいサイズになるので、こちらもメインで狙っても楽しいかも
秋になるとシイラやワラサクラスも良く出ますよ。
逆に真冬になると青物は渋くなるので、代わりにカワハギがおすすめ。
東京湾では年々数が少なくなってきていますが、沼津はまだそれなりに釣れます。
上手い人が本格的に狙えば10匹も狙えるかも・・・
それから、最近は温暖化の影響でオオモンハタが多いですね。
ホウキハタやマハタなども釣れるので、冬はロックフィッシュを狙うのもいいでしょう。
沼津西浦園で魚探に写るカワハギを狙い撃ちにするボートカワハギゲーム
まとめ
沼津の西浦園は手漕ぎボートというマイナーな釣りのさらにマイナーな船宿です。
ですが、コアなファンが付くほどの面白いポイントで、自由度が高いのもベテランをひきつける魅力です。
しっかりと乗船方法をマスターして、安全第一でボート釣りを楽しんでみませんか?
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